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アトミック・ブロンド:WOWOW

東西冷戦末期の1989年ベルリン、英国MI6の諜報員ガスコインは何者かの裏切りにより殺害され、西側の極秘情報が載ったリストが行方不明となってしまう。MI6の女性諜報員ローレンスはその奪還と二重スパイを探す命を受けベルリンへ向かい、先に潜入していた諜報員パーシヴァルとコンビを組むのだが…


アンソニー・ジョンストンとサム・ハートのグラフィックノベル『The Coldest City』を原作に『ジョン・ウィック』のデヴィッド・リーチ監督が映画化したスパイアクション。


『ジョン・ウィック』に感銘を受けた主演のシャーリズ・セロンが同作のデヴィッド・リーチ監督を招き入れたという経緯らしく、確かに『ジョン・ウィック』風なスパイアクションに仕上がっています。
銀残しなトーンに統一された映像に、ところどころ映像に挿入される手書き文字、そして泥臭さとスタイリッシュさが混合されたアクションシーン(グロくならないスパイス程度の残酷さもあり)と、暗殺者協会がスパイ連合になり、キアヌ・リーブスがシャーリズ・セロンに変わっただけじゃないの?と思うくらい、まんま『ジョン・ウィック』。
おかげで裏の裏をかくスパイ映画としての本筋がおざなりになってしまった感があります。シャーリズ・セロン演じるローレンスが強すぎることもあって、一歩間違えたら殺されるというスパイ映画的なドキドキ感がイマイチないんですよね。
映像面やアクションシーン、そして主演のシャーリズ・セロンと相棒役のジェームズ・マカヴォイなど魅力的な要素は揃っているのに、どうも新鮮味というか際立ったものがない映画になってしまっていますかね。決してつまらない映画ではないので、数年前ならもっと評価されていたかもしれません。

ちなみにこの映画のため身体を鍛えていたシャーリズ・セロンと『ジョン・ウィック:チャプター2』出演のキアヌ・リーブスのトレーニング期間が被ったため、二人は一緒にトレーニングしていたらしいです。そんなところまで『ジョン・ウィック』つながりが。

 

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T2 トレインスポッティング:WOWOW

スコットランド エディンバラ。かつて仲間と共にドラッグを売って儲けた金を持ち逃げしたレントンが逃亡先のオランダから20年ぶりに帰ってきた。裏切った仲間サイモンとスパッドと再会したレントンは紆余曲折を経て彼らとやり直すことになるが、切れやすい性格のベグビーは刑務所を脱獄、レントンへの復讐を果たそうとしていた…


ダニー・ボイルのヒット作『トレインスポッティング』21年ぶりの続編。


POPな音楽をバックにジャンキーな生活から抜け出そうともがく青年の姿を描いたスタイリッシュな青春映画として一世を風靡した前作は「未来を選べ!」といったキャッチコピーでしたが、その20年後、彼らはダメダメな中年になっていて、全然未来を選べていなかったというお話です。
これは前作公開当時は若者だった我々アラフィフ世代には刺さりますかね。20年経っても全然成長おらず、しかも今では未来なんてない、という話ですから。

ということで、この映画は単体で観るものではなく、前作公開時は若かった、今はすっかり老けてしまった中年世代が観る、同窓会的な作品かな。
未来はないけどダメダメでも何とかなる、…と思えるかは微妙ですが(笑)

 

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リメンバー・ミー:WOWOW

メキシコ人の少年ミゲル・リヴェラは代々続く靴屋家業の一家の掟で音楽を禁止されていたが、地元出身の大スター エルネスト・デラクルスに憧れ、自身もミュージシャンになりたいと願っていた。曽祖母ママ・ココの話からエルネスト・デラクルスが一家を捨てて出ていった高祖父と気づいたミゲルは死者の日のステージに出演するため家を飛び出すが、エルネストのギターを盗んだことで死者の国に迷い込んでしまう…


『カーズ/クロスロード』のピクサー・アニメーション・スタジオ製作のCGアニメ映画。監督は『トイ・ストーリー3 』のリー・アンクリッチ。


メキシコのお祭りである死者の日をモチーフとした作品で、骸骨ばかりが登場するので一見ギョっとしますが、もちろんピクサーのアニメなので骸骨もコミカルに描かれていますし、アニメ作品の主要なお客様である子供層の方が先入観ないから、案外怖がらないかもしれませんね。

ピクサー作品らしく描かれているのは家族の絆。祖先を敬うことと、死者の弔いの話で舞台はメキシコではありますが、普遍的な家族の物語として洋の東西問わず響く内容だと思います。個人的にはここ最近のピクサー作品の中ではダントツに心に響く映画でした。
ということで子供だけではなく、大人も楽しんで感動出来る作品だと思います。もしかしたら、僕が子供で響いただけかもしれませんが。

でも、この映画で描かれた世界観だと僕が死んだらあっという間に二回目の死を迎えそうだなと、そこだけちょっと引っかかりました(笑)まあ、死んだらなんてこと考えても意味ないですけどね。

 

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殺人の告白:WOWOW

女性ばかりを狙う連続殺人事件の犯人を追い詰めたチェ刑事だったが、飲食店の店員を殺害された上、自らも口をナイフで切られ取り逃してしまう。それから15年、事件は時効となるがイ・ドゥソクという男が自らが犯人だとマスコミの前に名乗り出る。犯行を記したドゥソクの手記は話題となるが、被害者遺族は彼を付け狙う…


『殺人の追憶』と同じ未解決事件をモチーフとしたアクションスリラー映画。


被害者遺族による誘拐騒動や後半にも登場するカーチェイスシーンの真面目にやってるんだか笑いを取りに来ているのか判断に困る展開はいかにも韓国映画だな〜と思わされますが、物語の顛末もなかなか良くできていて楽しめる作品だと思います。

犯人と名乗り出るイ・ドゥソク役のパク・シフのあの切れ長の目が、知的で上品なようでいて何を考えているのか分からない感じに見事にハマっていますね。
彼の役を藤原竜也で置き換えた日本のリメイク『22年目の告白−私が殺人犯です−』はアクションシーンを減らしてよりシリアスに仕上げてあるようですが、話の顛末は同様らしいので、韓国映画が苦手な人はそちらを観てもいいですね。お話は面白いですよ。

 

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おっさんずラブ:Amazonプライム・ビデオ

不動産会社勤務の春田創一は人当たりこそいいものの異性にはまったくモテず、33歳になっても実家住まいの独身男性。ある日、バスの中で痴漢に間違われた春田だったが居合わせた上司 黒澤武蔵に助けられるが、その際、黒澤のスマホの待受画面が春田の写真だったことに動揺する。本社から異動となった牧凌太とルームメイトになったら牧からは告白される。男性からのモテキにどうする、春田?…


テレビドラマ放送時は視聴率こそ振るわなかったもののTwitterのトレンド入りで話題となり、年末にはタイトルの『おっさんずラブ』が2018年流行語大賞トップテン入りも果たした、おっさんたちによる恋愛ドラマ。


数々のドラマに出演しているものの脇役が多く、「いい人なんだけどね〜」的な役柄が多かった田中圭ですが、このドラマでやっとブレイクというか俳優としてのポジションを確立した感がありますかね(何故か上から目線(笑))
彼の「いい人なんだけど〜」というキャラクターがこのドラマの春田創一役にはまさにどハマリで、別にそっちの(どっちだ(笑))人じゃなかった主人公が男性たちからの求愛に悩み悶えるという、難しい役回りをコミカルに演じています。
何より、題材的に嫌悪感持たれる可能性のある役柄なんですが、彼が演じることによってある種の清潔感みたいなものがあったのが、このドラマには大きかったと思うんですよね。
外見は男臭さを感じさせながらも内面は女子高生な黒澤武蔵役の吉田鋼太郎、春田を情熱的に愛しながらもそれが正しいことなのか迷う優しさを持つ牧凌太役の林遣都の力ももちろん大きかったですし、脇役含めて愛すべきキャラクターばかりなのも好印象でした。

何かと差別だ何だとかまびすしい世の中で、こういった題材を地上波のテレビドラマで取り扱う難しさがあったと思いますし、そういう世界で生きている方々には物足りなさを感じる部分もあるでしょうが、こういう作品が世間的に受け入れられ愛されるというのは悪いことじゃないと思うんですよね。
テレビドラマとしてかなり面白い作品ですので、現在Amazonプライム・ビデオでは無料タイトルになっているので、まだ未見のプライム会員の方は是非見てみて下さい。劇場版も今年の夏に上映予定です。
ちなみに連続ドラマ版の元となった短編ドラマも有料ですがAmazonにて配信されています。

 

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DARK STAR/H・R・ギーガーの世界:WOWOW



2014年にお亡くなりになった、『エイリアン』のデザインなどで有名なスイス生まれのアーティスト、H.R.ギーガーの晩年の姿を追ったドキュメンタリー。


映画ファンには『エイリアン』のデザイナーとして、ロックファンにはELPのアルバムジャケットのイラストで、ラヴクラフトのファンにはネクロノミコンで、禍々しさと同時に神秘的なものやエロスを感じさせる独特な世界観を描き続けたギーガーの画は誰もが一度は見たことがあると思いますが、あの一種異様な画はどんなところからインスピレーションを受けているのかと考えちゃいますよね。


一体どんな奇人なんだろうと思ったら、意外や意外、一見どこにでもいそうな物静かなおじさんといった感じで、あの世界観はこの人のどこから湧いてくるのか、人物を知れば知るほど不思議な感じでした。
胎児の時の恐怖体験だの、恐怖を支配するためにイラスト化しているだのと解説されていましたが、よく分からない(笑)
H.R.ギーガーのファーストネーム「H」が「ハンス」であったことをこのドキュメンタリーで初めて知りました。でも本名である「ハンス・リューディ・ギーガー」と書かれるよりも略称である「H.R.ギーガー」の方が、あのイラストに合っているように思えますね。

若い頃に恋人を自死で失っていること、その体験を何十年経っているにも関わらず苦しそうに語るギーガーの姿が印象的でした。

 

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