June 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

AmazonにてスタジオカナルBD・DVDが6枚3,090円のセール開催中(〜6/26まで)

Amazon.co.jpにてスタジオカナルのBD・DVDが6枚3,090円となるセールを開催中です。

 

スタジオカナル 名作シリーズ【どれでも6枚3,090円】:期間限定6/23(金)〜26(月)

 

4日間だけのセールですのでお早めに。

 

JUGEMテーマ:Amazon

ハンナ・アーレント:WOWOW

アメリカで亡命生活を送るユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントはナチスドイツ高官でユダヤ人を大勢収容所へ送ったアドルフ・アイヒマンがイスラエルのモサドに捕らえられ裁判にかけられることを知る。ニューヨーカー誌の特派員として裁判を傍聴した彼女はアイヒマンを残虐な大量殺人者ではなく凡庸な小役人であったとする記事を書き上げるが、その内容はユダヤ人社会に大きく波紋を広げる…


20世紀を代表する哲学者ハイデッカーの弟子にして愛人、また自らも現在へ多大なる影響を及ぼす哲学者であったハンナ・アーレントの伝記映画。


虐殺のような大きな「悪」も思考を停止させた平凡な人間が行える、という考え方は現在では一般的になりつつあるように思いますが、戦禍もまだ癒えていない50年も前、ホロコーストを体験したユダヤ人社会の元でのナチスドイツ高官だった男の裁判という特殊な状況下、しかも自身がユダヤ人として収容所へ送られるあわやのところで亡命出来た当事者という立場で声を上げ、それがため大きな批判を受けた哲学者の物語ですが、実に多くの示唆を与えてくれる映画ですね。

何が良かったのか、語りにくい映画ではあるのですが、映画のラスト、学生たちに語りかける演説こそがこの映画のハイライトであり、それを観ろ、としか言えません。
哲学者と戦争犯罪裁判と聞くと何やら難しい内容のように思え、確かに重く、難しいテーマを語ってくる映画ではあるのですが、内容自体はすんなり伝わってくる作りになっています。観終わった時、「いい映画だったなぁ」ときっと思うはず。

 

JUGEMテーマ:映画

アノマリサ:WOWOW

顧客サービスの著作で有名なマイケル・ストーンは講演のため訪れたシンシナティのホテルに宿泊する。妻との関係にも疲れ切っていたマイケルはかつての恋人とホテルのバーで再会するがかえって孤独を深めることとなる。そんな彼はホテルで出会ったリサという女性の声に強く惹かれるのだが…


『脳内ニューヨーク』の奇才チャーリー・カウフマンによるストップモーションアニメ。


脚本を手掛けた『マルコヴィッチの穴』から監督作の『脳内ニューヨーク』まで奇抜な物語を紡ぎ続けるチャーリー・カウフマンですが、今作では中年男の悲哀をストップモーションアニメで表現という奇手とも取れる手法を採用しています。
このストップモーションアニメで中年男のトイレやシャワーなんて誰も見たくない姿までリアルに表現したかと思えば、登場人物の顔は継ぎ目丸わかりだったり、主人公であるマイケルとリサ以外の声は男も女も同じ人物(トム・ヌーナン)が担当していたりとあからさまに人形劇と分かる体裁になっていたりと、リアルなのか否かちょっと奇妙な映像体験を味あわせてくれます。
しかも、この登場人物が人形であるという演出はただ奇をてらっているだけではなく、自分の生きる世界に対して不感症となっているマイケルの心象風景を現しているということがラストで強く明示されていて、このあたりもさすがチャーリー・カウフマンと思うところだったりします。
ただ、まあ彼の作品に共通することなんですが、不快にも思えてくる鬱展開だったりするので、これを面白いと思えるかは微妙かもしれないですね。個人的には嫌いではないのですが。

しかしまあ、人形劇なのにWOWOW放送ではボカシが入ってるんですよね、これ。放送上問題あるのかもしれませんが、なんかバカバカしくも感じます。人形同士のセックスシーンなんて『チーム★アメリカ/ワールドポリス』以来の衝撃でしたが。そういえば『チーム★アメリカ』もこの映画と同じくパラマウント映画でしたね。あの映画会社はこういう趣向がお好きなのか…?(笑)

 

JUGEMテーマ:映画

ヒストリー・オブ・バイオレンス:Amazonプライム・ビデオ

インディアナ州で小さなレストランを経営するトム・ストールは妻と子供二人の家族で穏やかな生活を送っていた。ある日、彼のレストランを強盗が襲うがトムが撃退、一躍ヒーローとして報道される。そんな彼の元にトムを「ジョーイ」と呼ぶ片目の男が訪ねてくる…


『裸のランチ』のデヴィッド・クローネンバーグによるバイオレンスムービー。


タイトルからすると「暴力の歴史」を語るドキュメンタリー映画か何かと思ってしまうかもしれませんが、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」とは過去の傷害事件の経歴のことだそうです。
名前を変え、過去を隠して新しい人生を送っていた男がひょんなことから過去に戻されてしまうという、平凡な日常と妄想や狂気といった非日常の境界を描く作品が多いクローネンバーグらしい映画とも言えますかね。

クローネンバーグ作品で多用されるグロい映像などは少なめで(頭を撃ち抜かれた強盗の顔がアップになるなどあることはありますけどね)、物語の骨子も単純、その分、主演のヴィゴ・モーテンセン演じる過去を捨てた男の苦悩がストレートに伝わってくる内容になっています。作品のテイストとしてはクローネンバーグ作品の中では『デッドゾーン』が近いかな。
でも、主人公個人の救いが感じられるラストの分、この作品の方がよりクローネンバーグの作家性が一段上がったようにも思えますかね。この映画の作品の出来が次作の『イースタン・プロミス』にもいい方向で影響を与えたと推察します。


しかし、この佳作も残念ながらBD化されてないんですよねぇ。現在mAmazonプライムビデオの対象タイトルとしてHD版が鑑賞出来ますので、プライム会員の方は是非観て欲しい映画です。

 

JUGEMテーマ:映画

海難1890:WOWOW

オスマン帝国の外洋船エルトゥールル号は明治天皇への謁見のため大日本帝国を訪れる。1890年9月15日、帰国の途についたエルトゥールル号だったが台風に遭遇、紀伊大島沖で大破、沈没する。大島樫野の村民たちは船の爆発音を聞きつけ、嵐の中、必死の救助活動を行う…


日本とトルコ友好125周年として製作された人間ドラマ。
1890年に和歌山県沖で発生したエルトゥールル号遭難と1985年のイラン・イラク戦争でのテヘラン邦人救出劇の2つの事件が舞台の映画で、日本とトルコという遠く離れた国の厚い友好の絆を描いています。

日本人でエルトゥールル号遭難事件のことを知っている人は少ない(最近は漫画などでも取り上げられて知名度が上がっているようですが)ですが、トルコでは教科書にも載っている、誰もが知っている事件という話を聞いたことがありますがどうなんでしょうね。ただトルコが親日国であることは間違いないところで、ウチの父母がトルコ旅行した時もやたら人が優しかったという話をしていましたが、その背景にはこのエルトゥールル号のことがあるのかもしれません。
むしろ、1985年とエルトゥールル号事件に比べても最近の出来事にも関わらず、トルコの人たちが苦境に立った日本人を我が身を犠牲にしてまで救ってくれたテヘラン邦人救出劇のことを日本人は昔の話と忘れ去っているようなところがありますよね。こういう厚情は忘れてはいけないことであり、そういう意味でこの映画の価値があると思います。


東映映画ではありますが、日土合作ということでトルコ側からの援助もあったようで、映像的にもなかなか頑張っていますね。2時間超えの映画ですが2つの事件が前後半といいアクセントになっているのでダレることもなく最後まで観ることが出来ました。
話を美化し過ぎているという指摘もあるでしょうし、時と場所を隔てた男女が再会するというベタと言えばベタ過ぎる物語という指摘もあるでしょう。が、日本にも遠く離れた地に友人がいるということを知ることは悪いことじゃないと思います。

 

JUGEMテーマ:映画

俺物語!!:WOWOW

顔はいかついが心は優しい高校生 剛田猛男はナンパ男に付きまとわれていた女子高生 大和凛子を助け、彼女のことを好きになってしまう。が、凛子は猛男と一緒にいたイケメンの親友 砂川誠のことを好きなんじゃないかと思った猛男は自らの恋心を隠し、凛子と砂川をくっつけようとするのだが…


少女漫画なのに主人公の男がイケメンじゃないということで話題となった人気コミック原作の恋愛コメディ。


女子中高生向けの恋愛映画は数あれど非イケメンが主役というのも、この映画くらいじゃないでしょうかね。出演している俳優は同じで主人公カップルの組み合わせだけが異なる、みたいなどの映画を観たのかさえ忘れちゃいそうな作品群の中で、この異色っぷりがいいですね。恋愛映画界の『シュレック』といった存在、ですかね。


剛田猛男役の鈴木亮平は体重を30キロ増やしての演技だったそうですが、「漫画」を上手く演じていますね。30歳越えた鈴木亮平が高校生役(映画冒頭は中学生!)というのは何なんですが、剛田猛男は高校生なのにおっさんに見えるという役柄なのでこれでOKでしょ。というか、鈴木亮平以外にこれだけ見事に演じられる俳優が思い当たりません。
坂口健太郎はイケメンの親友役にピッタリなのかもしれませんが、こちらはもっと若い俳優にやらせても良かったんじゃないかな〜とも思います。
途中で気づいたのですが鈴木亮平と坂口健太郎の組み合わせってテレビドラマ『東京タラレバ娘』でも一緒にやっていましたよね。あのドラマは吉高由里子演じる主人公のフラフラっぷりが腑に落ちない、…って別の作品の話ですからどうでもいいですか。


UQモバイルのCMで一躍脚光を浴びることとなった永野芽郁。可愛いような、普通の娘のような、一体どっちなんだろうという女優さんですが(劇中に「そこそこ可愛いんだから」というセリフがある(笑))、この映画の大和凛子役にはそれがいい感じでマッチしてましたね。あんまりにも美少女過ぎたら可愛げがない、ってまあ十二分に可愛いんですけどね。
思ったよりも全然演技が出来る娘だったのがビックリ、…ってもしかしたら本当の女子高生ですし、演技ではなくそのまま素だったのかもしれませんが。

すれ違いがあまりにもどかしい作品ではありますが、そのすれ違いも携帯持ってるのに何で携帯で連絡しないんだと疑問に思う作られた感バリバリの作品も多い中、ちゃんとすれ違いがお話になっているあたりよく出来ているんじゃないかと。これは原作の力もあるんでしょうが。

 

JUGEMテーマ:映画

12345>|next>>
pagetop