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名作SF映画UHD-BD盤『2001年宇宙の旅』、11月21日発売

不朽の名作SF映画『2001年宇宙の旅』が国立映画アーカイブで来月から70mmフィルム上映されることになっていたのですが、IMAXでの上映も決まりました。

「2001年宇宙の旅」がIMAX上映。TOHOシネマズ新宿などで10/19〜2週間限定(AV Watch)

IMAX上映も映画館が限られますが、それでも地方の方は国立映画アーカイブよりは見に行きやすくなりますね(70mmフィルム上映のチケットは完売しているようです)。2001年マニアなら70mmフィルム版とIMAX版を比較しに行くところでしょうが。

それに合わせてなのか、UHD-BD盤の発売も決まりました。

「2001年宇宙の旅」がUHD BD化。BDもリマスター。2週間限定でIMAX上映も(AV Watch)

A&Vマニアはこちらの方が気になるでしょうね。2K版より、どこまで映像がブラッシュアップされているのか。ちょっと残念なのは音声がDTS HDマスターオーディオ5.1chのままでDolby AtmosやDTS:Xなどに変わってなかったところ。日本語吹き替え収録は嬉しいですけど。
日本語吹き替え収録の2K BD盤も同時に発売になります。以前のBD盤はNHK BS放送版と映像の比較をされていましたが、今回の新しい盤はHDデジタル・リマスターを施した新マスター使用とのことなのでそちらも期待。

 

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黒い雨:NHK BSプレミアム

昭和20年8月6日、広島は原爆の炎に包まれた。広島に住む叔父の元に向かうため、瀬戸内海を渡っていた高丸矢須子は原爆投下後に降り出した黒い雨に打たれてしまう。5年後、叔父の実家である福山市小畠村で静かに暮らしていた矢須子たちだったが、村に住む人達も被爆により次々と亡くなっていくのだった…


原爆による被爆の悲劇を描いた井伏鱒二の同名小説を『楢山節考』の今村昌平が映画化。


白黒映画なのでてっきり昭和の作品だと思いこんでいたのですが、平成元年の作品なんですね。平成ということで「意外と最近の作品じゃん」と一瞬思ったのですが、いや30年も前の作品でした(笑)。自分も年を取ったなぁと。
平成時代の作品ではありますが、監督の今村昌平はじめ、音楽は武満徹、撮影は川又昂と昭和の映画史を彩った重鎮たちの手による作品なので映画自体に重みがありますね、やっぱり。あえて白黒映画にしたのは正解で、昭和にあった悲劇の再現性を高めたり、タイトルの「黒い雨」の黒さを強調し恐怖感を増す効果があります。原爆投下直後の爆心地のシーンも白黒のため、チープさを感じませんし。

原子爆弾の直接の破壊力だけではなく、その後何年、何十年と続く被爆の恐ろしさを、直接被爆したわけではないのに放射能を含んだ黒い雨を浴びたことで悲劇に見舞われるヒロイン矢須子の姿を通して描いている名作で、主演の田中好子は元キャンディーズというアイドル出身ながらそれを思わせない女優っぷりで好演しています。

映画は悲劇を予感させながら終わりますが、実は矢須子が生き延びたエピソードも撮影されていたそうです(DVDの特典映像で収録されているようです)。けど、あそこで終わらせたのはさすが今村昌平という慧眼だったと思います。
 

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ボーダーライン:Amazonプライム・ビデオ

アリゾナ州で起きた誘拐事件の捜査でFBI捜査官ケイト・メイサーのチームは突入した家で多数の遺体を発見するが、仕掛けられた爆弾で捜査官二名を失う。誘拐事件の主犯であり麻薬カルテルのボス マニュエル・ディアスを追っている国防総省のマット・グレイヴァーにスカウトされたケイトは事件の黒幕を知るため、捜査チームに加わるのだが…


メキシコの犯罪組織とそれを追うアメリカ捜査官の姿を描いたクライム・サスペンス。監督は『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。


メキシコのマフィアはその残虐さで名高く、たまに残酷な映像が出回ったりしますが、この映画に描かれているような街中に見せしめの死体が吊るされていたりといったことが本当に日常だったりするんですかね。怖いっていうか、そんな中で子供の時から生きていたら、ヌルい環境で生きている日本人とは死生観からして変わってきますよね、きっと。
そんな犯罪組織を追うアメリカの捜査機関が描かれているわけですが、犯罪組織=悪、捜査機関=善という二元論で収まらないのがキーですね。犯罪組織を追う側も修羅場をくぐり抜けてきた一筋縄ではいかない連中ばかりで、麻薬王をあぶり出すために犯罪スレスレを通り越してクロなことも普通に行っているという。まあ、毒をもって毒を制す、じゃなければ生き残れない世界だってのは想像に難くないですけど。

その一筋縄ではいかない男たち役にジョシュ・ブローリンやベニチオ・デル・トロといった実力派の曲者俳優が配され、映画に緊迫感を与えてくれています。それらに翻弄されながらも自らの正義を追い求める主人公ケイト役にはエミリー・ブラント。現実と理想とのギャップに苦悩する女捜査官役を熱演しています。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督って映画の出来もさることながら、『メッセージ』のエイミー・アダムス、『ブレードランナー2049』のアナ・デ・アルマス、そしてこの映画のエミリー・ブラントと女優選びのセンスがなかなかいいですな。

 

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レディ・プレイヤー1:RakutenTV

2045年の近未来、貧富の差は拡大し、スラム街に住む多くの人々はジェームズ・ハリデーが開発したVR空間「オアシス」の世界に浸っていた。ハリデーが亡くなった後に遺言が公開され、彼がオアシス内に隠した3つの鍵を手に入れた者にはオアシスの所有権と莫大な遺産が譲られることになっていたが、誰一人として一つの鍵すら見つけることが出来なかった。オアシスの覇権を狙う大企業IOIとプレイヤーたちの戦いが始まる…


アーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』をスティーヴン・スピルバーグが映画化。


原作が80年台の映画やアニメ、ゲームといったサブカルチャーをオマージュした内容ということで、この映画も主人公の乗る車が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンだったり、ヒロインが乗ってるのが『AKIRA』の金田のバイクだったりとノッケからオッサンホイホイ(笑)


画面のいたるところを凝視してないといけないくらい、その他にも様々なキャラクターが登場します。この映画はワーナー・ブラザース配給なんですが、先に書いた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はユニバーサル・ピクチャーズですし、20世紀フォックスの『エイリアン』やらニュー・ライン・シネマの『ロード・オブ・ザ・リング』だったりと映画会社の垣根を超え、各社のキャラクターが登場するのが結構驚きですね。しかも特定の会社や作品、キャラクターが優遇されているわけじゃないのもよし。


ただやっぱり長いシーンで使用するには都合がよかったのか同じワーナーの『シャイニング』と『アイアン・ジャイアント』については未見の人はこの作品の前に観ておくのが吉(どちらも名作です)。特に『シャイニング』の再現っぷりは笑えます。


公開時に話題となっていた『機動戦士ガンダム』もどこに登場するのかと目を皿にして探していたのですが、そんな必要がないほど目立つ登場の仕方でした。ハリウッド映画化の噂もある同作ですが、その前振りか?(もしハリウッド映画になるのであれば、もう少し重量感が欲しいところですが…)

個人的にはハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』でも流れなかったゴジラのテーマ曲が流れたのに感動(笑)


こんな映画(いい意味です)、何もスピルバーグが監督しなくてもとは思うのですが、まだまだ老け込むには早いというか感覚が若いですね、監督。CGバリバリの映画ではありますが、悪役のキャラの立て方は昔から変わらないスピルバーグ作品の感じ、そのままですし。
VR世界を舞台としながらも、結局はリアルな世界で生きるのが大事というメッセージなんですが、それでも若者のデジタル依存を批判するような説教臭さがないのもよし。

今回は配信で観ちゃいましたが、この内容であれば3D盤で観るのが面白そう。

 

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銀魂:WOWOW

時は江戸時代。宇宙からやって来た天人(あまんと)と呼ばれる異星人の力で科学文明は発展したが、かつては天人と闘った攘夷志士は壊滅し、廃刀令もあり侍は滅亡の危機に瀕していた。攘夷志士“白夜叉”と恐れられた坂田銀時もよろず屋として生計を立てていたが、そんな彼にも陰謀の陰が近づいていた…


空知英秋のギャグ漫画を『50回目のファーストキス』の福田雄一が実写映画化。


昨年の邦画No.1ヒットらしいですが、原作漫画も読んでない私にはさっぱり良さが分かりませんでした。福田雄一監督作は個人的にツボが多いので原作知らなくてもイケるんじゃないかと思っていたのですが、やはり当たらない時もあるということですね。
キャストが豪華なことは間違いないのですが、何せ原作知らないので似てる似てないってのは全然分かりません。でも、どの役者もバカバカしいまで全力投球してます(笑)
漫画の登場人物との似てる似てないは出来ないのですが、幕末の人物をモチーフにした名前が多いので、それら歴史上の人物のイメージとこの映画に出てくるキャラクターの比較はしちゃうかなぁ。そういう意味ではほとんどイメージに合わない人ばっかりになっちゃいますのでムダなことか。
橋本環奈のスタイルの悪さと堂本剛の背の低さが目についたかなぁ。映画のノリにいまいちついていけなかったので、そういう本筋とは関係ない細かいところばかりが気になって仕方ない。

続編も結構ヒットしているみたいなので僕の感覚の方が世間からズレている可能性が大かもしれません。

 

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カメラを止めるな!:相鉄ムービル

廃墟で撮影中のゾンビ映画の女優の演技に激怒する監督。撮影は一旦休憩となり、役者とメイク担当は監督のキレっぷりをネタに話し始めるが、やがてこの廃墟が旧日本軍の実験場であった話になる。その時、外で異様な音がするのだが…


低予算映画ながら口コミで話題となったコメディ映画。

冒頭のワンカットによるゾンビ映画(『ONE CUT OF THE DEAD』)とその顛末という二部構成の映画で、ゾンビ映画の方はワンカットで撮影していることはよく頑張ったと褒めたいのではありますが、チープさは否めないし、カメラの手ブレあり、主演女優の一本調子な金切り声あり、展開の凡庸さもあり、正直なところ最後まで見続けるのが辛い作品ではあります。…が、これらが後半部のオチにつながっていきますので我慢して観ないといけない。これがこの映画の難点かもしれないですね。
それにしても一つの作品として実によく考えてあるし、面白い作品なのは間違いないです。

あまりにも話題になり過ぎて、おそらくは製作者側が想定していた以上の評判になってしまったがために観る前からムダにハードルが上がっちゃってる感ありますが、何の先入観もなく低予算映画として観たらこれほど楽しめる作品はそんなにないでしょう。
話題にならなければ観てもらえない、話題になり過ぎると期待はずれという声が出てくる。難しいところですね。あくまで軽いコメディとして笑えたら合格だと思うんですけどね。

一度観たら十分だけど、一度は観る価値のある映画といった感想ですかね。まだ観てない人がいたら評判聞いたり見たりする前に(上の予告編も見ない方がいい)四の五の言わずに観ろ。

 

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