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パレード:WOWOW

マンションの一室をシェアして生活している4人の若者。奇妙なバランスの上に成り立っていた共同生活だったが、そこに1人の男が加わったことでバランスに歪みが生じ始める…


『悪人』の吉田修一の原作を『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲が映画化。原作未読での感想です。

惜しいなぁ。
共同生活を送っているのに、お互いの内面も知らない、上っ面だけの付き合い。劇中で「(ネット上の)掲示板やチャットみたいなもの」と言ってるとおり、お互いを侵害しないというルールさえ守られていれば、一緒に存在する他人が誰であっても-例え殺人者であっても-構わない。
そういう無関心さや無自覚の怖さみたいなものを描いていると理解は出来るんですが、個々人が抱えている問題が突飛なものばかりなんで誰にも共感出来ない、それが為、結末で驚きも恐ろしさも感じられなくなってる気がします。
(以下ネタバレあり。読まれる方はご注意を)



キャストとして問題なのが藤原竜也。彼が演じる会社員直輝が、5人の主役たちの中では最も普通の人間であり、観客から一番共感を得ないとならないポジションだと思うのですが、藤原竜也が全然普通の人に見えない。
彼の演技って良くも悪くも舞台の人のそれなんですよね。その演劇調の演技と、彼の端正なルックスが合わさると、そこには全く現実感が感じられなくなってしまいます。
この映画をミステリーとすると、特別勘のいい人じゃなくても伏線関係なしに「こいつだろ」と気づいちゃいますし、現代風ホラーと捉えると、彼の「泣き」でリアルな怖さというものが雲散しちゃってるんじゃないかと。そもそも、この映画をそういう目で見させちゃうあたりもミスキャストが原因なんじゃないかなぁ。
海外ではこの映画が評価されているというのも、藤原竜也を知らないからニュートラルで見ることが出来るためじゃないんでしょうか。

WOWOW

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コメント:WOWOW放送版を見る限りBlu-ray盤も画質面では期待出来ないかもしれません。

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