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AX-V7000 音楽編

既に生産中止の古い機種であるAX-V7000にわざわざアンプを替えた主たる理由が、この「音楽」だ。このAX-V7000をはじめ、現行機であるAX-V8000、AX-V5500など、VictorのAVアンプの特徴は音がよいことに尽きる。数多あるAVアンプの中でも飛びぬけてピュア的傾向が強い。
試しに手持ちのCDを何枚か聴いてみたが、確かに今まで聴こえなかった音が聴こえるようになったし、歌手の息遣いまで感じられる。QUEENのラストアルバム『Made in Heaven』はボーカルのフレディー・マーキュリーが死の直前に収録した歌が収められているが、苦しげな息遣いまでよく見えてくる(「音」にこういう表現はおかしいかもしれないが)。
音の傾向としては緻密でクッキリした音像を描き出すメリハリ型(そんな表現があるか知らないが)。それぞれの音がよく分離しており、その密度に圧倒される。
Victor独自の高音質化技術であるCCコンバータを実行すると、音の余韻が増したような印象を受ける。デジタル・アナログに関わりなく、THXモードなど一部を除くほとんど全ての音声信号がCCコンバータの恩恵にあずかることができる。特筆すべきは、このCCコンバータを通さないLINE DIRECTモード(要するに信号に何も手を加えないモード)でも密度の高い音を奏でることだろう。これはこのAVアンプの設計自体が高音質を前提によく練られていることの現れなのだろうか。
CDの他にもDVD-AudioやSACDも聴いてみたが、それぞれ以前の環境(DENON AVC-3550+ROTEL RB993)より良くなっていることは実感できるのだが、CDの音質改善と比べると変化の度合いが少ないか。それでもリア側に今までは聴こえなかった音が聴こえたりするのだが。
とにかく、噂に違わない「音楽が聴けるAVアンプ」であることは間違いない。

なお、AX-V7000をプリアウトし、ROTELのパワーアンプRB993に接続もしてみたのだが、AX-V7000から直接出力した場合と比べると、非常にまろやかでフラットな音になった。その後にAX-V7000のみの音を聴くと、若干アンバランスというか低・中・高の音が分離してしまっている印象。ROTELアンプの音は癖のない聴きやすさがあるが、個人的にはAX-V7000オンリーの時のメリハリのある音の方が気に入った。私がよく聴くのはロック系だということも影響しているだろう。
パワーアンプありでの優位性をそれほど感じなかったし、出来るだけシンプルな構成に戻したいという気持ちもあったので、今回はAX-V7000のみという構成を選ぶことにした。

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