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ザ・グリード:WOWOW

南シナ海を処女航海中の豪華客船アルゴノーティカ号は海原のど真ん中で何者かの手により停止してしまう。同じ頃、ジョン・フィネガンが運転する密輸船は目的不明の客である傭兵集団を乗せ、アルゴノーティカ号に向かうが、船内から人の姿はこつ然と消えていた…


『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズ監督による海洋モンスターパニック映画。


『トレマーズ』と並ぶ90年代を代表するB級映画中の大傑作なんですよね、これ。この手のモンスターもののお約束をちゃんと踏襲した脚本に緩急付けた演出、こんな作品にしては俳優陣も何気に実力派揃いだったりと、かなりよく出来た作品だったりします。
スティーブン・ソマーズって『ハムナプトラ』もそうなんですが、オリジナリティという面では弱いんですが、どこか他の映画で観たことがあるような展開をうまく積み上げて自分の作品として仕上げる手腕に長けていますよね。天才肌というよりは職人肌の映画監督で、とにかく目一杯観客を楽しませよう、驚かせようという姿勢は好印象です。
トリート・ウィリアムズ演じる主役のジョン・フィネガンからして密輸業者という一癖も二癖もあるキャラクターで、おおよそ正義の味方とはかけ離れた人物。そのフィネガンの船に乗っている傭兵集団も怪しげな連中ばかりだし、ヒロインに当たるトリリアンも手癖の悪い窃盗犯と、登場人物のほとんどがマトモな人物ではないのですが、それだけにモンスターばかりでなく、味方であるはずの人間側も油断出来ないという設定で面白さを盛り上げています。
ちょっとだけ残念なのが、邦題だと「グリード」と名付けられている怪物が終盤にその全貌を現すんですが、その姿で襲い掛かってくるシーンがないんですよね。最後の最後はあれが暴れまわる、もっとメチャクチャ派手な展開が欲しかったかな〜。

これだけ面白い作品なのにBlu-ray盤はおろか、DVDも廃盤でなかなか入手出来ない映画なんですよね。以前はテレビ朝日の日曜洋画劇場の常連だった作品なので、テレビ放送版の日本語吹き替えを収録した完全版仕様でBD盤発売されないですかね。結構好きな人いると思うんですけどねぇ。

 

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