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リップヴァンウィンクルの花嫁:Amazonプライム・ビデオ

派遣教師として働く皆川七海はSNSで知り合った鶴岡鉄也と結婚することになるが、ネットショップで買い物するようにワンクリックで結婚していいものかと悩むところもあった。結婚式で親族が足りないため、やはりSNSで知り合った何でも屋 安室行舛に代理親族を依頼するのだが…


『リリイ・シュシュのすべて』の岩井俊二、原作・脚本・監督のファンタジックな人間ドラマ。


平凡な人生を歩んでいた一人の女性が強烈な個性を持った女性と出会うという構図は『Love Letter』や『花とアリス』にも見られた如何にも岩井俊二的なお話ではありますね。


おとぎ話のようでもあり、またよくよく考えると、ちょっとしたホラーのような話でもあり、例えば園子温であれば彼の『恋の罪』も同様の構図の物語だったのですが、『恋の罪』が猥雑で下品な描かれ方をされてるのに比べると、岩井俊二の描く、その世界は例え残酷な描写があろうともあくまで上品で美しい、ファンタジックな物語に仕上がっています。


CM撮影で出会った黒木華をイメージして書き上げた作品ということで、大方の人が想像するであろう黒木華の人物像(実物がああいう人物かはさておき、イメージとして)がそのまま投影されていて、かつ、エロさやニオイを感じさせない岩井俊二的な美しい女性の撮られ方がなされているので、黒木華のファンなら歓喜する内容じゃないでしょうか。
個人的に驚いたのが、黒木華演じる七海が出会う女性 里中真白を演じるCoccoは歌手ですから当然歌が上手いわけですが、その彼女に負けないくらい黒木華の歌が上手かったこと。いや、インパクトで言うとCoccoよりも上だったかも。

そのCoccoもいい味出していたのですが、最後の最後に登場するりりィが実は一番美味しいとこ持っていった感もありますかね。ホントにちょっとだけの出演なのですが、彼女が登場することで話として整ったという印象です。なだけに、あのシーンではBGMをあそこまで大きく出す必要はなかったんじゃないかと思います。

ところでこの映画で綾野剛が演じる安室行舛(あむろゆきます)ってSNSでのハンドルネームが「ランバラル」だったり、役名が「アムロ行きます」を文字ってたりと元ネタが初代ガンダムですよね。岩井俊二って世代的には宇宙戦艦ヤマトかなと思っていましたので、このガンダムネタはちょっとした驚きでした(笑)。

 

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