November 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

CDレビュー『EXODUS』

『EXODUS』Utada
宇多田ヒカル全米デビュー作ということで話題のアルバム。早速、聴いてみる。
う〜ん、これはスルメ的というか、噛めば噛むほど味の出るアルバムだね。一度聴いただけでは「宇多田ヒカル」ということで購入した人はガッカリするかもしれない。
音の傾向は3rdアルバムの延長線上にあるもので、民俗音楽やダンスミュージックなどを取り込みながら、内向きへ内向きへとひたすらに潜って行く感じ。初期に見られた切り貼りPOP路線は更に後退していて、宇多田の目指す音楽が内省的な方向であることがよく分かる。
”宇多田ヒカル”のアルバム3枚(+ベスト盤1枚)はシングル曲が全体の流れを切ってしまっている印象があったが、この作品はシングル曲がないこともあってアルバム全体を通してのイメージが統一されていて、完成度は高い。私のお気に入りは、02.Devil Insideと03.EXODUS '04。
気になるのは「Easy Breezy」がシングルに選ばれてることからも分かるように、あまりインパクトのある曲がない点。アルバムとしての完成度より売れる1曲が重要視される1stアルバムだけに、その点は気がかりだ。アメリカ市場は日本のように「宇多田ヒカル」という名前だけで売れる市場ではないだけに、この日本発の少女(という歳でもなくなったか)が送り出すアルバムがどういった評価を得るのかが楽しみではある。ある意味、カタコトである(もちろん、宇多田は英語は堪能だけどネイティブじゃないということで。彼女も「私は日本人よ」って唄ってるでしょ)ことがプラスに効果して、日本でのBoAテレサ・テン(古いか)のように売れればいいんだけどね。
次のアルバムが”宇多田ヒカル”としての4thアルバムか、”Utada”としての2ndアルバムかは不明だが、更なる成長を見せてくれるだろうことは間違いない。

Creative NOMAD MuVo2 4GBを購入

世間がipodブームの中、それに抗ったわけではないのだが、競合製品であるCreativeのNOMAD MuVo2 4GBが安くなってきたので購入してみた。
ipod miniとの比較はこちらを参考にしてもらうことにして、通勤のお供として使用してみた感想を述べてみる。

○(いい点)
・容量が4GBと大きいので、ミュージックサーバ的に扱える
人によっては少ないと思う方もいるかもしれないが、一般人であれば4GBもあれば十分な容量。メディアの入れ替えなしで大量の曲を収録できるのは嬉しい。
・マスストレージ対応なので、普通の外付けHDD感覚で扱える
使いにくい専用ソフトを通さず、Windows Media Playerで変換したオーディオファイルを、エクスプローラでプレーヤーに移動できるのは、かなり便利。
・小さくて軽い
これまではPanasonicのポータブルMDプレーヤーを使用していたんだけど、それと比較しても小さくて軽い。胸ポケットで十分収まる。
・音が意外といい
今まで使用していたMDプレーヤーと比べると、音の細かさはMuVo2の方が勝っているように思う。反面、ちょっと音が軽く感じないでもない(イコライザーかけても、あまり効果がなかった)。

×(悪い点)
・本体のボタンが操作し辛い
ボタンが軽くて、誤動作の可能性が高い。リモコンが付属しているんだけど、液晶もついてないリモコンなど返って邪魔なので使用してない。
・質感のないボディ
好みの問題になるだろうけど、ipodと比べると、ちょっと安っぽい感じを受ける(実際安いんだけど)。私はブラックを購入したのだが、ホワイトの方が質感という点では、まだマシかもしれない。

不満がないでもないけど、価格などを考えると満足の内容。
PCとの親和性が高く、モバイルPCを持って歩く筆者のような人間には、CDDBから曲情報が引き出せる点やUSB経由で充電できるなど、ポータブルMDプレーヤーよりも圧倒的に便利だ。以前、IntelのPocket Concertというシリコンオーディオプレーヤーを使用していたことがあるが、それとも比較にならないくらい使いやすくなっている。
ちなみに、付属品のイヤホンは出来がかなり悪いらしいので、別の市販品と交換した方が無難かもしれない。私は、MDプレーヤーの時から使用していたKOSSのThe PLUGを引き続き使用しているが、遮音性も音質も良好だ

CDレビュー『Permission To Land【最強版】』

『Permission To Land【最強版】』The Darkness
一部で話題となっていたThe Darknessを遅まきながら聴いてみた。
イギリスでは120万枚を売り上げ、ポストQUEENの呼び声も高いらしいけど、その音楽は一言で言うと「時代錯誤」。これは悪い意味じゃなくて、PUNK以降のROCKにはイマイチ付いていけない私のような者には嬉しいものがあったりする。
1曲目の「Black Shuck」の出だしからして「今どき、こんなイントロはないだろ」とニヤニヤしちゃうんだけど、3〜5曲はポップなROCKだったりと聴き所は多い。個人的に気に入ったのは「Friday Night」、ちょっと古臭いとも思える曲の展開が気持ちいい。
メロディアスな曲調、ハイトーンのヴォーカル、速弾きギター、そしてキャットスーツ・ファッションなどなど、70年代のグラムロックの影響を色濃く受けている点で日本のThe Yellow Monkeyとも共通項が多いように思うのだが(両方のファンから「全く違う」という批判を受けそうだけど)、21世紀の温故知新バンドとして抑えておくのも悪くない。何にせよ、2枚目のアルバムが楽しみなバンドだ。
SUMMER SONIC 2004」にも参加するようだが、特典DVDでのLive風景を見る限り、なかなか面白いステージを見せてくれそう。特典DVDでもちょっとだけ見れるPVは更にスゴイ内容らしい。いきなりモザイクだもんな…。

全米でCCCDが1位に

コピー防止機能付きCDが全米ヒットチャートでNo.1に
slashなど元Guns 'n Rosesのメンバーなどが結成したバンドVelvet Revolverの「Contraband」という1stアルバムが全米1位となった。興味深いのは、このアルバムがCCCD(コピーコントロールCD)だったという点。日本ではエイベックスを中心に新作アルバムはCCCDが主流になりつつあるけど、消費者意識が高いアメリカでもCCCDが全米1位を獲得したことで今後、US盤もCCCDのタイトルが増える可能性が出てきた。
先日の著作権法改正による還流CDの輸入禁止に続き、洋楽愛好家にとっては肩身の狭い世の中になりつつあるようだ。私は古典的Rockが好きなのでCCCD買うくらいなら中古CDに逃げてやる!とタカをくくっていたんだけど、どうやら中古の風向きも怪しい
Contraband」はUS盤は元よりUK盤といった他の輸入盤もCCCDの可能性が高い中、何故か日本盤は通常CDという仕様なので私のようなCCCDに抵抗のある方は買うならこちら。
しかし、この記事、元は英語の記事を日本語訳してるから仕方ないのかもしれないけど、「口うるさい一部のインターネットユーザー」なんて恣意的な表現だな。

QUEEN WE ARE THE CHAMPIONS FINAL LIVE IN JAPAN

『QUEEN WE ARE THE CHAMPIONS FINAL LIVE IN JAPAN』DVD
QUEENの日本での最後のツアーとなった1985年5月からの来日公演の中から5月11日の国立代々木競技場でのライヴをDVD化。85年当時の最新アルバム『THE WORKS』を中心とした曲目。
当時のQUEENはバンドとしての方向性を見失いつつあり、また印税問題などから不和を生じていたらしく、本気で解散も考えていたらしい。そういう事情もあってか、メンバー同士の掛け合いも少なく、QUEENのライヴとしてはちょっと精彩を欠いているかな、という気がしないでもない。DVDもリニアPCM2chのみの収録で、しかも音質はあまりよろしくない、と残念な出来ではあるんだけど、日本公演の映像ってほとんど見たことがなかったので、親日家だったフレディの「ドモアリガトウ」「コンバンワ」といった片言日本語が聞ける貴重な作品ではある。
この公演の2ヵ月後にかの「Live Aid」に出演し、最高のパフォーマンスを見せたQUEENは復活を遂げるので、その意味でも貴重かな。「Live Aid」はDVD化も噂されているので、そちらも待ち遠しい!
内容:★★ 映像:★☆ 音響:★
<<back|<1234
pagetop